子どもが文字に興味が無くて、ひらがなも全然読めません。
興味が出るまで放っておいて良いのでしょうか。
放っておくのは良くないです。
考える力を身に付けるには、早くから字を知ることが重要になってきます。良い方法があるのでお伝えします。
子どもは言葉と字を知ることで、考える力を身に付けることができます。
小さい頃に字を教えているか、いないかでは、小学校に入学後、大きな差が出てしまいます。
字を教えることに積極的になってください。
ひらがな、カタカナ、漢字どれからでも構いません。
1.ひらがなの教え方
ひらがなは、「あいうえお」から順番にではなく、覚えやすい時から教えて頂いて構いません。
(1)カードで教える
ひらがなをカードに書き、「これは「の」という字だよ。の・の」と教え、3~4枚のカードを並べ、「「の」はどれ?」と子どもに聞いて取らせてください。
子どもが「の」のカードを取れたら、褒めてあげてください。
このように、覚えやすい字や、子どもの名前などから始めると良いと思います。
だんだんと覚えてきたら、次は「くつ」など、2文字のカードを作り、子どもに読ませてください。
2文字のカードが読めるようになったら、次は3文字にチャレンジしてください。
(2)絵本で教える
「あいうえおの本」(福音館書店)など、ひらがなの絵本を読んであげ、ひらがなを覚えさせてください。
(3)オモチャで覚える
文字の積み木を使ったり、お風呂の中でできるパズルなど、ひらがなを覚えるために作られたオモチャで遊ばせて覚えさせてください。
(4)かるた取りをする
かるたを取らせて、ひらがなを覚えさせてください。
子どもの興味の引きそうな、かるたがたくさんあります。
うちの子は、小さい頃は電車が好きでプラレールにハマっていたので、「プラレールかるた」でよく遊びました。
(5)ペア探し
絵と文字がペアになったカードがあれば、ペア探しをしてあげてください。
絵の横に文字カードを並べさせたり、絵と文字が一致しているものを取らせたりして、覚えさせてください。
(6)ねんどで文字造り
字を覚えるのに消極的な子は、ねんどで文字を作ったりして、楽しく遊びの中で覚えさせるようにしてください。
2.読みの教え方
読み方のルールを子どもに教えてあげてください。
(1)小さく書くひらがな
「いしゃ」は3文字ですが、音は2つです。
「きって」も3文字ですが、音は2つです。
小さく書いたひらがなは、前の文字と一緒に読むことを子どもに教えてあげてください。
(2)濁音 (だくおん)
「からす」に点々を付けると「ガラス」になります。
「ふた」点々を付けると「ぶた」になったり「ふだ(札)」になったりします。
絵本などで、濁音が出てきたら、その都度、子どもに教えてあげてください。
(3)同じ音だけど違う文字
「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は同じ音です。
どちらを使えば良いのかは、大人でも難しいですよね。
普通は「じ」と「ず」を使い、「ぢ」と「づ」は例外的に使う文字です。
「ぢ」「づ」を用いて書くのは、次の2種類とされています。
(1)同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
例:ちぢむ、つづみ、つづら、つづく など。
「いちじく」「いちじるしい」はこの例にあたらない。
(2)二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
例:はなぢ、まぢか、こぢんまり、ひづめ、こづつみ、ことづて、
はたらきづめ、もとづく、つくづく、つれづれ など
引用:http://hccweb6.bai.ne.jp/~hgd17901/hirorinhp/2%20nihongo/jidizudu.html
3.漢字の教え方
絵本の字を漢字に直せるところを漢字にして、壁に貼るなどし、漢字を身近に感じさせてください。
1年生で習う漢字が一覧表になった漢字ポスターを壁に貼り、1字ずつ読んであげて下さい。
覚えてきたら子どもにも声に出して読ませて下さい。
勉強という雰囲気ではなく、できるだけ楽しみながら、歌を歌うようなイメージで教えると、子どもも楽しく覚えてくれると思います。
まとめ
ひらがな・漢字の教え方をお伝えしてきました。
2.音の教え方
3.漢字の教え方
小学校で良いスタートを切るために、入学するまでには「ひらがなと、いくつかの漢字が読める」を目標に取り組んでください。
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