わが子の能力を伸ばす親の接し方【5つのポイント】

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わが子は他の子に比べて能力が低いように思うのですが、問題ないでしょうか。目の当たりにするたび、いつも悩んでしまいます。

全く問題ありません。
むしろ他の子と比べること自体が親の心の負担を大きくしています。
子どもへの接し方についてお伝えしています。

 

1.今の時点で100点

子育てをとても難しくしてしまうのは、ありのままの子どもを認めようとせず、親の方で基準を設けて、それと比べようとすることが原因です

子どもは自分の意思を持っているので、親の基準には従おうとしません。
親は子どもを思うとおりにさせたいのに、子どもは言うことを聞かないのでイライラしっぱなしになります。

そしてわが子はダメだと決めつけて、子育てを失敗したと思い始めてしまいます。
これでは親子関係が悪くなり、良い子育てができません。

子どもには個性があります。
好きなこともあれば嫌いなこともあり、ほかの子と同じ行動をするとは限りません。

子どもの個性を認めることが大切です。
今のままで100点としてください。

子育ては、子どもの成長や発達を助けることです。
子どもの自発的な力を伸ばしていこうとしなくてはいけません。
そのためには、子どもの個性に合わせる必要があります。
子どもが興味を持つこと、好きなことを伸ばすようにしてください。
決して、親の押し付けで取り組みを進めないように注意してください。

親の基準で育てようとせず、子どもの成長に合わせて育てると、子どもは伸び伸び育っていきます。

 

2.できる子と比較しない

子育てを難しくする2番目の要因は、親がほかの子と比較することです。

比較して良いことは一つもありません。
だいたいが良くできる子と比較して、わが子はできないと思い落ち込んでしまいます。

子どもは一人ひとり個性があり、発達の度合いも、興味の持つ対象も違います。
おむつが取れるのが遅くても、歩くのが遅くても、言葉が遅くても、それで人間の値打ちが決まってしまうわけではありません。
アインシュタインなど、成長が遅かったが、大きくなって大成した人はたくさんいます。

大切なのは、

*子どもの個性を育てること
*親がわが子を信じ尊敬すること

です。

そのためには、わが子を一人の人間として認め、扱ってあげる必要があります。
子どもは、尊敬されると非行に走らず、正しい方向に成長します。
ダメな人間と見るから、子どもが非行に走ってしまうのです。
何があっても、何もできなくても、子どもを尊敬するようにしましょう。

 

3.結果より努力をほめてあげる

わが子を競争原理で育てないようにしてください。

他の子より優位に立たせるために、早くから幼児教育をするという考え方は間違っています。
決して優れた子どもに育てることはできません。
大切なのは、自分で考え、自分で行動し、自分の責任を果たすことができる子どもを育てることです。

そのためには、自分で努力する子どもに育てる必要があります。
結果的に100点を取ったからえらいのではなく、そこにたどり着くまでの努力をほめてあげて下さい。
たとえ60点でも、がん張って60点を取ったのなら、その努力をほめてあげて下さい。
子どもに、ビリでも一生懸命に走った子どもは、一番の子と変わらず、えらいと教えてあげて下さい。

 

4.人の役に立つために勉強する

少しの失敗で挫折する子どもは、勉強ができる子どもに多いと言われます。

周りから100点を取ることを求められ、完全であることを求められて育ってきた子どもたちです。
このような子どもは、些細な失敗でも絶望して努力を放棄してしまいます。

失敗しないことを目標に育てられると、その結果失敗するようなことは初めからしようとしない自発性や創造性のない子どもに育ってしまいます。
学科で一番をとることに重点を置き過ぎてはいけません。
できる子どもを育てる大きな落とし穴がここにあります。

勉強ができる、できないは問題ではありません。
自分の能力をどのように使うかが問題です。

自分のためだけに能力を使うのは、優れた人間ではありません。
優れた人間は、自分のためだけでなく、他の人のために自分の能力を使おうとする人のことです。

子どもが小さい頃から、人のために役立つ仕事をする人間が優れた人だと教えてあげて下さい。
そして、勉強するのは大きくなってから人のためになる仕事をするためだよと教えてください。

 

5.友達と力を合わせる喜び

人間は決して一人では生きられません。
人と人との協力関係の中で過ごしています。

自分のしたことが人の役に立ち、それが認められることが人としての喜びになります。
いくら勉強ができても、心の通う友達や力を合わせる仲間が一人もいない子どもは、せっかくの能力が自分だけに留まってしまい、大きく外に広がりません。

もし子どもに友達がいないのなら、1人でも良いので、友達を見つけさせてください。
そして、友達のために何かをしてあげたり、一緒に取り組んだりして、友達を大切にすることを教えてください。

小さい頃から自分以外の他の人も大切にすることを教えてください。
自分だけが100点を取るのではなく、100点ををる力を友達にも分けてあげようね(分からない子に教えてあげようね)と教えてください。

競争ではなく、協力関係を教えてあげることが大切です。
そのことが大きくなってから社会に出たときに役立ちます。
いくら優れた知能や能力を持っていても、それを自分のためだけに使う人は評価されません。

 

まとめ

わが子の能力を伸ばす親の接し方についてお伝えしてきました。

1.今の時点で100点
2.できる子と比較しない
3.結果より努力をほめてあげる
4.人の役に立つために勉強する
5.友達と力を合わせる喜び

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