しつけと思って子どもには厳しくしています。
でも子どもは全然言うことを聞きません。
子どもはそういうものでしょうか。
叱ることとほめることのバランスが大切です。
あまり厳しくせず、基本的には子どもはほめて育て、本当にいけないことをしたときには叱るというくらいが丁度よいです。
1.言葉で叱らず表情や態度で教える
危ないこと、してはいけないことを「いけません」と教えることは大切なことです。
しかし、言葉できつく叱ることはしないで下さい。
子どもにはしてはいけないことを普段から教えておき、子どもがそれをしたときは口では叱らず、
表情や態度で伝えるようにしてください。
怒った表情ではなく、悲しい表情で伝えるようにしてください。
子どもをきつく叱ったり、叩いたりして育てると、逆に親の言うことを聞かず、その後の子育てが大変になってしまいます。
物置に閉じ込めるなどの体罰も避けてください。
また、子どもの姿は親の鏡なので、子どもを変えようとする場合は、まずは親が変わる必要があります。
2.お風呂で許してあげる
子どもの態度を改めるには、お風呂に入ったときに、どのような態度が人に嫌われるのか、どのような態度が人のためになるのかなど、やさしく教えてあげて下さい。
子ども本人の話としてではなく、お話ししたてにして、良い子、悪い子を登場させて教えてあげると、子どもは素直に理解します。
3.ひっくり返って泣く時
わがままが出て、ひっくり返って泣いた場合でも、わがままを許すことはしないでください。
ここで許してしまうと、わがままが定着してしまい、その後の子育てが大変難しくなってしまいます。
無視して泣かし続けるか、別のものに気をそらすかして、わがままをがまんさせなくてはいけません。
子どもが泣き止んだら、やさしく抱っこして、「よくがまんしたね」とほめてあげて下さい。
このように接してあげれば、そのうちわがままが無くなります。
逆に、子どもの気持ちを大事にし過ぎてわがままを許してしまうと、子どもはいつでもひっくり返って泣きじゃくり、無理やりわがままを通すようになってしまいます。
4.子どもの方が正しい時は素直に認める
子どもの言い分が正しい時は、親は素直に子どもに負けてあげてください。
強引に親の方を正当化することはしないでください。
親が子どもの言い分をよく聞いてあげるようにすると、自分の気持ちがきちんと言える良い子に育ちます。
子どもをすでに立派な一人前の人間として扱ってあげると、とてもしっかりした子どもに育ちます。
5.されて困ることからは遠ざける
子どものすることはすべて実験や学習なので、できるだけ叱ることはしないでください。
されて困ることは、子どもから遠ざけて、子どもの手の届かないようにしてください。
されて困ること以外は、子どものやりたがるように自由にさせ、「ダメ」や「いけません」で禁止しないようにしてください。
親が腹を立てて叱ってばかりいると、言うことを聞かない子になり、その後の子育てが大変難しくなります。
叱らずに褒めてあげることが、良い子に育てるコツです。
6.家と外でしつけが違ってはいけない
家でのしつけと、外に出たときのしつけに違いが無いようにしてください。
例えば水をこぼした場合など、家でもレストランでも叱る必要はありません。
ただ、レストランの場合は、お店の人に迷惑をかけているので、そういう時は謝るように子どもに教えてあげて下さい。
7.周囲の批判をいちいち気にしない
他の親に批判されたとしても、親が不安に思ったりイライラしたりすると子どもにもうつってしまうので、できるだけ明るく振舞うようにしてください。
そのためには、小さなことにこだわらず、のんびりした気持ちでいることが大切です。
世間のことは気にせず、「わが家はわが家の方針で行く」と開き直っておくくらいが丁度良い加減です。
まとめ
子どもを良い性格にするための具体的な方法についてお伝えしてきました。
2.お風呂で許してあげる
3.ひっくり返って泣く時
4.子どもの方が正しい時は素直に認める
5.されて困ることからは遠ざける
6.家と外でしつけが違ってはいけない
7.周囲の批判をいちいち気にしない
子どもの知力を伸ばす300の知恵
コメント